朝は、まぁまぁ。
昼前からびゅう、と吹き始める。
午後からは、ぴゅうぴゅうごうごう。
合間に臨時休校で家に缶詰になっている小さい学生さんから電話。

「アイスクリームたべていい?」
「ラジオききながらべんきょうしちゃだめだよね」

夕刻。
窓の外を見ると、海と空はまったくの灰色で区別が付かない。
海の方面から吸い上げられた水が山上まで吹き付けられているかのような凄まじさ。