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ふと、今年一年どういう本を何冊読んだのか、記録してみようという気になったので読んだ本をひたすら記録するエントリを作成してみました。
たいして読書家でも、書痴でもないので、そういう方々が多いはてな界隈では恥ずかしい限りなのですが。
★1月1日〜11日
- 作者: 南條竹則
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1995/02
- メディア: 単行本
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→南條氏の出世作、「酒仙」は未読ですが、この本は…。
文体も内容もひどくつまらなかった。
食材や料理の背景にある文化的理解なしに食欲中心の構成。
いかに青木正児『華国風味』
- 作者: 青木正児
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1984/05/16
- メディア: 文庫
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- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/03/03
- メディア: 文庫
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有名すぎて、読んだ気になって実は読んでなかったので。「七瀬」シリーズ第一作。
- 作者: 酒見賢一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/06/29
- メディア: 文庫
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- 作者: 酒見賢一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/04/25
- メディア: 文庫
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いたく感銘を受けたものでした。
今でも個人的ベストの上位に位置してます。
最近、これを中くらいに読ませてあげたら、やはりいたく感銘を受けておりました。しかし、その後続々と書かれた氏の作品をきちんとフォローしてこなかったので、今年は読破するつもりです。
そういうことで、まずは『墨攻』から。
アンディ・ラウ主演の映画の方は、2007年公開早々に観ました。
- 作者: 園田茂人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/05/27
- メディア: 単行本
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2007年から1年ほどかけて雑誌『世界』に連載された、園田茂人氏と中国人社会学者の対談をまとめたもの。
現在の中国社会を分析する視角がコンパクトにまとめられている。
欲を言えば、対談相手の先生方の業績や文献リストをもう少し充実してたら、ってそれは自分で調べろという話か(笑)
- 作者: 浅田有皆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: コミック
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浅田有皆氏の音楽漫画第三巻目。いよいよバンドも佳境に入っきました。
原作は『コミックバンチ』で連載中。第四巻マダー?
★1月12日から18日まで
- 作者: 太田尚樹
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 新書
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1917年から終戦までの時期に上海で内山完造が妻美喜とともに開いた「内山書店」の歴史。内山完造は、内山書店を中心として日中関係史の重要な一部を担ったのであるが、この新書ではそうしたさまざまに重なり合い関係し合う歴史(と歴史的人物)が実に手際よくかつ魅力的に描かれています。勉強になりました。
神保町の内山書店と上海内山書店の関係については、以下を参照のこと。
http://chiyoda-days.jp/future/staffblog/legwork/2008/09/vol50.htm
- 作者: とり・みき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: コミック
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昔、とり・みきが好きだったんです。
そのことを最近思い出し、自分内では第二次とり・みきブームです。
それを脇に置いておいても、この漫画は面白いです。
合成食品しか合法的に口に出来ない近未来の世界で、前世紀の遺物「冷凍食品」をイリーガルに食そうとする人々とそれを摘発する捜査官「冷食捜査官」の壮絶かつほろ苦い戦いの数々。
- 作者: ロバート・ファン・ヒューリック,和爾桃子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: 新書
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去年、ロバート・ファン・ヒューリックの「ディー判事」シリーズを恥ずかしながら初めて読んで、その面白さに取りつかれました。
ファン・ヒューリックの古典への造詣の深さと小説そのものの面白さにただ感服。
今作で、「ディー判事」シリーズ的には一応全部翻訳が完了みたいです。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/12/22
- メディア: 文庫
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- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1981/09/29
- メディア: 文庫
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「七瀬」シリーズ読了。
原作は70年代に書かれているので、今では使われない言葉が出てきたりします。
たとえば、背の高い七瀬を「半鐘泥棒」とか(笑)
しかし、そういう時代背景的な古さを取り除いても、このシリーズ全体で出されたアイディアの斬新さや、ストーリー展開の面白さにびっくりしました。
最近「七瀬ふたたび」がドラマ化されていて、それをちらっと見たのが原作読んでみようという気になったきっかけなんですけどね。
30年たってもドラマや映画のコンテンツとして十分魅力的です。
とくに『七瀬ふたたび』の超能力者対巨大な組織(国家)とかっていう図式は、
昨今のアメリカンドラマの先を行くような展開です。
そういえば、昔浅田彰だったかしらん、
「筒井康隆は、世界の作家の中では2流だ。誤解しないでほしいが、僕の言う2流はそもそもすごくレベルが高い」
的なことを言ってたのを雑誌で読んだ記憶があります。
たしかに、現代的な優良コンテンツを生む力がスゴイ!というのは再認識しました。
が、ヒトの記憶に一生残る(人生変えちゃうくらいの)読書、という言う意味での
感慨は上記作品にはないので、なんか今頃浅田(?)発言に同意したい気持ちになったことも付記。