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「今週は、4時間かけて大仏を作るんだよ!うれしいなあ!」
と、言って家から古新聞をごっそり持って行った小さい学生さん。
社会科の授業で、新聞で大仏を作るとのこと。
辺境山猫ならではの授業かと思っていたら、なんと全国規模のものらしく、社会科資料集に大仏特集ページまであった。(写真参照)
作り方。寸法などの大きなスケッチに基づいて、各班ごとに分かれ、パーツを作って最後にあわせる。
小さい学生さんのクラスは、できあがり寸法15メートル予定の大仏を作るらしい。
「型とかとらないの?」
「そんなことするわけないじゃん」
…パーツごとに寸法まちまちで、合体したらシュールな大仏になると思う。
「で、どこのパーツを作るの?」
「ラホツ。そればっかりでちょっとつまんないけど。」
???
「あのね、こういう字。螺、と髪。螺髪。みんなはパンチパーマとかおばさんパーマってゆってるよ」
…ああ、要は大仏の頭髪ばっかりを生産する班なんだね。
それにしても、これも「ゆとり教育」の一環なんでしょうか、文科省様。
体験学習のおつもりでしたら、大仏建立にあたっての民衆の悲惨な思いもしっかり教えないと。小さい学生さんたちを飲まず食わず寝かさずで働かさないと。
ちなみに、助手は大仏というか、大きなヒト型のものが苦手です。こわい。