小さい学生さんたちは、体育館で無事大仏を完成させたそうです。
話を聞いた当初、助手は3Dの大仏を想像していたのですが、そうではなくなんというかセミ2Dでした。
新聞紙を大仏が収まるサイズまで貼り合わせ、そこに大仏の形を貼り合わせる、という手法だったらしいです。
顔は、絵が得意な小さい学生さんが描きました。


「でも目が細くて鼻がちっちゃくなってさ、唇が厚くなっちゃったよハハハ」



…ぶっさいくなんですね要するに。


完成して、写真を撮った紙大仏を、今度はみんなで一斉に崩したそうです。
きゃあきゃあ大騒ぎしながら新聞紙をちぎり、やぶり、丸めてぶつけ合い。
小さい学生さんたちは、


「ラホツ投げっこしてあそんだ。作るときよりたのしかった」


だ、そうです。