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金木犀の後の銀木犀も咲き始めました。
もう夏は遠い日の出来事になりつつあります。
なりつつあるところで、助手の遠い夏の日の出来事をふり返ってみたいと思います。
それは夏真っ盛り、お盆のころ、助手は本を買う等の用事で「男達の挽歌」県に車で行ったのでした。
山中の山猫走行に慣れている助手ですが、都会を走るのは大変苦手です。
とくにこの「男達の挽歌」県は、気が荒い男達が大勢いる所なので、ちょっとでも前の車に後れを取るとさあ大変。
後続車はクラクションを激しく鳴らすわ、あげくギリギリのスペースを追い越すわ、総出で山猫ナンバーを苛めにかかります。
直進待ちをしていた助手は、そのとき後ろから煽られないように、交差点で前の車の後ろにぴったりとついておりました。
と、前の車が動いたので、慌てて着いていきました。
ヤタ、スムーズに動けたぞ、と思って次は駐車場を探そうとしたそのとき。
プワァーンと、サイレンの音がして白バイがこっちにやってきます。
わあ、なんだろな、と思っていたら白バイのおまわりさんが助手に手招きをします。
おまわりさんに言われるままに車を路肩に寄せて停め、話を聞きましたら。
「いま信号が黄色から赤に変わるところで渡ったでしょう、危なかったですよ」
えええっ!!!
前の車が発信したから大丈夫だと思って行ったんです!
だって後ろから車がドンドン来てますしー
「でもネ、危なかったのよ。ギリギリか、ちょうど赤になるところで渡ってたでしょ。ハイ、これ信号無視の切符だから」
こうして助手のささやかな抵抗もむなしく、運転歴3年目にして初の違反切符を切られてしまったのでした。
交差点直進で、信号が変わりかけの時に、前の車に釣られていってしまったのです。
このギリギリのところで行った助手を「違法」と判断したのは、白バイのおまわりさんです。
おまわりさん個人の判断ですが、おまわりさんはそう言う「判断」を下して良いという権限を法的に持っています。
「判断」を不服として申し立てを行うことも出来るらしいのですが、助手はギリギリであれ、法的に疑わしい行為を行ったことを反省してその後速やかに罰金9千円を国庫に納めたのでした。
だって法治国家ですから。
専制君主や軍人政権の国にいる訳じゃないんですから。
法無き世界になってもここにはケンシロウはいませんし。
★☆★☆
ところで、コイズミ首相は、ヤスクニ神社を「違憲」と判断されたにもかかわらず参拝しました。
助手だって、おまわりさんにつかまって罰金払ったのですから、首相も法を犯した咎を責められるべきではないだろうか。
夏の日の苦い思い出がよみがえった助手は考えました。
たとえば、神社に首相が足を踏み入れた瞬間。
と口々に叫びながら首相を取り押さえる超国家警察=Super NAtion Police、略してSNAPのメンバーたち#1
罰金は首相クラスにもなると、助手の犯した過ちの100倍くらい、そうネ
900万円程度は納めて頂きたいものです。
ちなみにSNAPに、神社にうちの人のタマシイが無理矢理祀られてしまいました、イヤなんですどうか取り戻して下さい、と頼むと「霊返し」の儀式をして、歌って踊ってタマシイを取り返してくれます。#2
それでもなお首相が参拝を
「心の問題だ」
と主張するのであれば。
「ヒトのいやがることしちゃイケマセン」
と子供を叱るお母さんやお父さんに対して、ふてくされた全国の小さい学生さんたちは、きっとこう答えるに違いありません。
「だってココロのもんだいなんだもん」
これではまったく道徳教育の崩壊です。
嗚呼日本の未来、危うし。
怒れ!全国のお父さんお母さん!!!
そこでまた出動するのはSNAP、今度はドラマに主演して道徳心や勇気の大切さを感動的に訴えます。
キミが昔誰かにしたことで
あいてが傷ついたり
悲しくなってしまったら
それは、やっぱりキミのせいなんだ。
キミが世界にひとつしかない大切な花であるように
相手の花も大切にしよう
そうさこれがライオンハート
自分の国を愛するならば、近隣諸国も大切にして下さい。
首相。
#1 5人います。
#2 この儀式の際は後ろではSNAP Jr.がサポートします。