chabbu2006-03-02




学校で「フットサル・ロボ」を作っている、あまりうまく動かない、という報告を小さい学生さんから受けていた。
「フットサル・ロボ」って一体どんなものだろうか。

助手にとってのロボといえばロボコンだよガンツ先生!超合金だよマジンガーZ兜甲児!!
いやあ楽しみ楽しみ、とロボを待ちわびていたところ昨日到着したのが、写真のコレ→→

動力は単一電池二本。てっぺん搭載の磁石の反発で足が動いてボールを蹴るという仕組みらしい。

それで「フットサル・ロボ」か……

しかもこのロボは小さい学生さんの命令をちっとも聞かない。
イヤそうに数歩動いて止ったり、ボールを無視して地味に動く。
そこにフットサルの軽快さは当然無い。
お友達のロボの中には、最初から非常にフットワークが良いものも存在するという。
小さい学生さんは

「こいつはダメなやつなんだ!」

と自分のロボを罵る。
そりゃあロボのせいじゃないよ、作ったヒトの責任だよ…
小さい学生さんは理工系進学はムリっぽいね…

そういう小さい学生さんの将来の夢は。
ファンタジーの「ナルニア国物語」が好きな小さい学生さんは、映画公開にちなんで放映されたテレビ番組を最近観た。
その中に、物語の背景となったイギリスの風土や作者の話、とりわけ作者が通ったオックスフォード大学の紹介を見て

「自分もおっくすふぉーど大学に行って、英文学の勉強スルー!」

と決心したそうである。
もちろんそんな金のかかるドリームなんか助手は教唆しない。
しかし無理だとか止めろという権限も当然持たないので、

「ああそうかそうか、じゃあ英語お勉強しなきゃねえ」

ととりあえず都合の良い方向で折り合いを付けている。
小さい学生さんの未来はとっても大切なのだが、それよりも助手の近未来の方がもっと大切な現段階なのである。トホホ。

大きいヒトも小さいヒトも、望み通りの方向を歩んでいけたら良いものですね。

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(追記)


背が伸び続ける小さい学生さんの目指すところは

「もこみち越え」#

だそうです。
そこまでいくにはどんだけ食べるのか…


速水もこみちさんの身長は186センチです。