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学校で「フットサル・ロボ」を作っている、あまりうまく動かない、という報告を小さい学生さんから受けていた。
「フットサル・ロボ」って一体どんなものだろうか。
助手にとってのロボといえばロボコンだよガンツ先生!超合金だよマジンガーZ兜甲児!!
いやあ楽しみ楽しみ、とロボを待ちわびていたところ昨日到着したのが、写真のコレ→→
動力は単一電池二本。てっぺん搭載の磁石の反発で足が動いてボールを蹴るという仕組みらしい。
それで「フットサル・ロボ」か……
しかもこのロボは小さい学生さんの命令をちっとも聞かない。
イヤそうに数歩動いて止ったり、ボールを無視して地味に動く。
そこにフットサルの軽快さは当然無い。
お友達のロボの中には、最初から非常にフットワークが良いものも存在するという。
小さい学生さんは
「こいつはダメなやつなんだ!」
と自分のロボを罵る。
そりゃあロボのせいじゃないよ、作ったヒトの責任だよ…
小さい学生さんは理工系進学はムリっぽいね…
そういう小さい学生さんの将来の夢は。
ファンタジーの「ナルニア国物語」が好きな小さい学生さんは、映画公開にちなんで放映されたテレビ番組を最近観た。
その中に、物語の背景となったイギリスの風土や作者の話、とりわけ作者が通ったオックスフォード大学の紹介を見て
「自分もおっくすふぉーど大学に行って、英文学の勉強スルー!」
と決心したそうである。
もちろんそんな金のかかるドリームなんか助手は教唆しない。
しかし無理だとか止めろという権限も当然持たないので、
「ああそうかそうか、じゃあ英語お勉強しなきゃねえ」
ととりあえず都合の良い方向で折り合いを付けている。
小さい学生さんの未来はとっても大切なのだが、それよりも助手の近未来の方がもっと大切な現段階なのである。トホホ。
大きいヒトも小さいヒトも、望み通りの方向を歩んでいけたら良いものですね。
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(追記)
背が伸び続ける小さい学生さんの目指すところは
「もこみち越え」#
だそうです。
そこまでいくにはどんだけ食べるのか…
#速水もこみちさんの身長は186センチです。