研究室で何気なくテレビを点けたら、CNNが映し出された。テロップには HURRICANE IVANとある。イワン・ハリケーンか。ニューオリンズの方で大暴れしているらしい。画面には、大画面で経過を伝えるレポーター、実況中継のレポーター、そしてマイアミの気象センターの専門家など次々と映し出され、それぞれ重厚な報告を行っている。日本の台風中継では、良く新人とおぼしき若いアナウンサー、特に女子アナが「すごい風ですぅ」とか言いながら中継を行うのとは大きな開きがある。実況中継のレポーターも、相当がっちりして屈強そうなベテランレポーター風情で、その彼がよろめき音声を乱しながら伝えるところにリアリティがあるのだろう。が、暴風雨の中あまりに丁寧に報告を行うその姿にアメリカ資本主義の残酷さを垣間見たような気がする(笑)。
ところで、IVANは、JOHNのロシア語形である。太郎次郎のように良くある名前ではあるのだが、命名者は何を持って「イワンにキメター!!」のであろうか。ロシア系アメリカ人の反発を買わないのだろうか。どんな名前でもいいなら、日系の台風とかハリケーンはないのだろうか。「ハリケーンイチロー」とか将来ありそうな気がするが、迫力不足だろうか。イワンの方が強そうだものナー、等々彼の地の報告を見て様々な想いが去来スル。