何故か微分積分をやらなくてはならない状況に陥る。

助手は、私立高校時代、その特殊なカリキュラム編成によって、理科は一年次まで、数学は二年次までしか習得していない。当然のように苦境に陥る。
なんでこんなことをやるんだ、という腹立ちから現実に戻る。
大学時代は、演劇のまねごとをしていたせいか、本番前なのに出が上か下か、台詞はどうだったか、そもそも私は何の役??、という現実に即しつつ現実がちょっとずつねじれた夢もよく見た。台詞が言えない夢ってすごくヤなんです、ちなみに。
小さい学生さんの夢は、まだダイレクトに現実を映し出しているらしく、時々お友達の名前を呼びながらケンカしているような寝言を叫んだり、笑い声をたてたりしている。

ある朝、なかなか起きないので無理矢理たたき起こしたら
「いまから、ものすごくおいしいおやつを食べるはずだったのに」
と、非常にがっかりしていた。
そりゃ悪かった。