先日助手は、先日数十何回目の誕生日を迎えた。
ちなみにキティちゃんと血液型と星座が一緒である。うれしくはない。

 そのお祝いに、と東の都の友人が小包を送ってくれた。
現在の住まいは寮の体裁を取っているので、夕方に寮母さんが来る。
住人の不在時には荷物を受け取ってくれるシステムになっている。

 昨晩配達があった時間に、たまたま小さい学生さんの用事で家を空けていた。
荷物の配達があることは知っていたので、寮母さんの所にそれがあるのかと思いきや、
郵便配達人は不在連絡票だけを残して去っていた。

この晩助手は研究室に朝の4時までいて、床についたのが4時半過ぎであった。

 そして今朝の8時半。いきなり電話が鳴る。

「あー郵便局ですがねえ、昨日おられんかったので荷物あずかってます。
今日はいつお届けしたらええですかいねー」

なんたる過干渉(しかも助手的には早朝)。
まあ、しかしそう言ってくれるので、午後の12時から2時の便での再配達をお願いした。

・・・・・・
 穏やかな秋晴れの午後3時。
待てども再配達の気配は無し。
研究室でまだやることがあるんだよ、出かけられないじゃんか、
と助手は段々イライラしてくる。

一体どういう事かと電話をかけてみた。

「あーそちら寮でしょー夕方からしか空かんと思うとったらしいですわー」(局側)
「じゃ一体何のために朝そちらから電話して配達時間の約束したんですかッ!」(助手)
「すいませんすいません、今から行ってもよろしいですかね?」(局側)

....この会話の約5分後(!)に荷物は無事助手の手元に届けられた。

玄関先でも、助手は念のためもう一回局の人間を叱っておく。

  • この度はそちらから約束をしてきたことであるから、遵守すべし。
  • こちらも都合があることをきちんとわきまえるべし。
  • 自分の勝手な思いこみで情勢判断をしてはいけない。
  • 局内のリレイションを高めるべし。

云々。


以上、辺境的ディスコミュニケイションの一例であった。
(しかも唯一の例ではなく頻発する例の、ごく一部である)